始まりは、まだ出来ていない市場に新しい製品を出したときに、それを多くの人に紹介する場が欲しい、と思ったのがキッカケです。竹尾の特徴は「新しいものをつくり、市場に流通させる」こと。その中で文化活動は色々な方に紹介できる場となり、そこから色々なユーザーがその紙を使った商品開発をして、新しい市場をつくることに結びついています。
そうしているうちに、ただ見せるだけでは物足りなくなり、デザイナーの方々にお願いし、竹尾の紙を使って一緒に製品見本をつくり、展示をするようになったという流れが現在のTAKEO PAPER SHOW、見本帖本店につながっています。しかし、言い換えれば紙を使ってもらう為なのです。紙を通して生活が豊かになり、心が豊かになると思っています。例えば、誰かにお礼の気持ちを伝えたい時に、メールではなく、手紙を書くと思います。紙自体から自分の気持ちにあったものを選び、お礼の気持ちを書けば、その気持ちがより相手に伝わると思います。その時に、紙の種類が多様であれば、表現方法もより多様になる。その受け手側は、より心が豊かになるということだと思います。
また、竹尾賞はビジュアルコミュニケーションに関する研究・評論活動を学問として少しでも認知されればとの思いから多摩美術大学の五十嵐学長のアドバイスで創設されたものです。竹尾ポスターコレクションも同様で、100周年記念行事となります。
